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【1955_日本および日本人論?/西部邁・・】
著者:西部邁
七つの森書館

読み始めて「その言葉は身体のどこから発せられているのかに西部さんと私はこだわる。(P9)」と、冒頭の「はじめに」でいきなりガツンと納得させられる。ただ、テレビでの対談をほとんどそのまま本にしたようなので、言葉が砕けすぎて少々読みにくいが、著者の知識は相当なもので関心させられる。
現代の日本や日本人が当たり前のように「自由」や「権利」を主張する自由至上主義でセーフティーネットがければ、社会の安定を保つことができず、技術革新も含めた活力ある社会を臨むことはできないというような話は、なんとも現在の日本社会の閉塞感の核心を突いているようにも感じる。
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