「日航123便 あの日の記憶 天空の星たちへ 2010.5出版」は、元日航客室乗務員、青山透子さんが、日航機123便墜落事故について調べたことが綴られている。本書は、その後も取材、調査を続け、さらにこの前著を読んだ方からの多くの協力があって、新たな情報や目撃証言から墜落原因の真相を解き明かす内容となっている。 まず、陰謀論ではない。公文書、報告書、調査資料、文集、科学的見解そして報道内容を時系列に整理されて、そこに丁寧に取材された各々の証言をあてはめてこれまで発表されている事故原因の矛盾点を指摘されている。ここまで調べ上げて書かれていることに青山氏の並々ならぬ信念を感じ、説得力がある推論。 |